著作権侵害 ファスト映画、新たな関係者2名を検察庁に送致

 宮城県警察本部と塩釜警察署は、2021年7月7日、YouTubeを通じて映画の著作物を権利者に無許諾でアップロードしていたとして関東在住の男性ら2名を著作権法違反の疑いで、仙台地方検察庁に送致しました。
 この事件では、2020年6~7月の間、東宝(株)が著作権を有する「アイアムアヒーロー」ほか2作品及び日活(株)が著作権を有する「冷たい熱帯魚」ほか1作品を権利者に無断で10分程度に編集し、ナレーションをつけるなどした上でYouTubeにアップロードし、広告収益を得ていたとして、6月23日に3名が逮捕されていました。
 今回、警察の捜査の結果、既に逮捕されている3名以外に、ナレーションを担当した者なども共謀して著作権侵害に関わっていた疑いがあるとして、著作権法違反容疑で送致されたものです。

 なお、CODAでは事件以前にファスト映画を投稿する55のアカウントを確認しておりましたが、一連の報道後、チャンネルを削除したり、ファスト映画の投稿を削除したりするアカウントが相次ぎました。CODAでは引き続き、悪質なアップローダーを国際執行手続きにより特定するなど、著作権が適正に保護されるための取り組みを進めてまいります。

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