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2019年・オンラインで流通する日本コンテンツの海賊版被害額を推計

2020-12-16

 CODAでは、PwCコンサルティング合同会社に対して、
「2018年を基準とした前後10年間(2014~2023年)のコンテンツ市場規模の算出・推計、さらにこの数字をもとに2019年のオンライン(ダウンロード、ストリーミング等)で流通する日本コンテンツの海賊版被害額の算出」
について調査を依頼しました。
 この結果、2019年のオンラインで流通する日本コンテンツの海賊版の被害額は、3,333億7,038万8,130円~4,300億3,142万0,514円であると推計されています。

 調査では、映像、出版、音楽、ゲームの4メディア(ジャンル)(※1)について、世界5地域(北米、中南米、欧州、アジア太平洋、中東・アフリカ)別で算出・推計を行い、2019年の世界のコンテンツの正規版市場は約117兆円、このうち、日本は世界市場の10%程度を占めていると推計されました。

 これをもとに、海賊版被害額の算定においては、日本、米国、フランス、中国、インド、インドネシアに対する消費者アンケートを実施し、消費者の月あたりの海賊版利用率、コンテンツ消費に占める日本コンテンツの割合、コンテンツ単価、機会喪失率を算出するとともに、PwCコンサルティング合同会社の提供する市場データ(グローバル エンタテイメント&メディアアウトルック)やウェブサイト分析ツールを用いて海賊版流通量をいくつかの方法で算出しました。この結果、日本コンテンツの世界における海賊版流通量は、映像、出版、音楽、ゲームの4メディア合計で1兆9,044億9,884万6,354円~1兆9,859億3,300万9,338円と推計されました。さらにこの推計値については、各ジャンルの有識者にヒアリングを行い、この妥当性を検証いただきました。
 これら流通量に、上記6カ国を対象に実施したアンケート結果から正規版への転換可能率(無料でなくても購入していた割合)、さらに有識者ヒアリングの結果(ゲームについてはオンラインゲームの普及から海賊版による被害はほとんど存在しないという意見)を踏まえ、海賊版被害額を算出した結果、2019年のオンラインで流通する日本コンテンツの海賊版の被害額は、3,333億7,038万8,130円~4,300億3,142万0,514円であると推計されました。なお、この内訳は、映像が1,545億2,607万5,601円~2,533億4,325万3,066円、出版が1,407億6,624万0,425円~1,552億0,839万7,503円、音楽が236億3,591万5,026円~359億2,192万7,024円、ゲームについてはヒアリングの結果より、被害はほとんどないとのことから0円としました。
 CODAでは引き続き、海外での著作権侵害への有効な対策を実施し、正規版流通のための環境作りを目指し、活動してまいります。
 なお本調査は、経済産業省委託事業の一環として行われました。

  1. 音楽:衛星・ラジオ放送、ライブ、ダウンロード、ストリーミング、CD、広告費 等
    映像:DVD、有料放送、受信料、映画館入場料、OTT、VRビデオ、広告費 等
    出版:書籍・雑誌・新聞(電子書籍を含む)、広告費 等
    ゲーム:ソーシャルゲーム、コンソールゲーム、PCゲーム、e-スポーツ、VRアプリ、VRゲーム、広告費 等


■調査報告書(概要)
 http://www.coda-cj.jp/s/201216.pdf

■本件に関するお問い合わせ:
 CODA事務局 research@coda-cj.jp

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