著作権侵害 日本アニメを侵害する中国の海賊版サイト「Dilidili」運営者ら4名を逮捕

 一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)に入った情報によると、上海市閔行(びんこう)区人民検察院は2020年7月10日、中国の有名な海賊版サイト「Dilidili」の運営者ら4名を逮捕しました。
 報道によると、Dilidiliには、日本の200作品以上のアニメ作品が無許諾で配信されており、運営者らは広告を通じて収益を得ていたとのことです。
 
 CODAでは、2016年10月から当該サイトの日本コンテンツの違法アップロードに対し、削除要請などの対応を行ってきましたが、Dilidiliは削除に応じず、海賊版サイトの運営を継続していました。
 また、CODAは中国国家版権局を直接訪問し、中国政府が実施する剣網行動(※1)に、Dilidiliの権利侵害に関する情報提供を2016年から毎年行っており、2018年からは、その悪質性から刑事事件化を要望してきました。

 CODAは今後も、国境を越えるインターネット上の海賊版対策として、各国との国際連携を強化し、運営者らの摘発に注力してまいります

  1. 中国の国家インターネット情報弁公室、国家版権局、公安部、工業・情報化部の 4 政府機関が共同して実施する特別行動で、インターネット上の著作権保護及び権利侵害・海賊版を撲滅するために2005年より開始され、毎年継続して実施されている。
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